Latest Entries
1回の診療時間が短くて何度も通っている気がする。
主な理由は患者の負担を軽減する為です。経営上の問題もあります。「診療時間が短い」「1回で悪い所を全部治療して欲しい」。歯科治療では、そんな患者の不満を耳にします。でも、歯科関係者からは、医科のドクターの「3分診療」に比べれば、歯科医師の治療はずっと長いとの声が聞こえてきます。又、患者の事を第一に考えるからこそ、何度も通ってもらっているのだと言う歯科医師もいます。歯科医師側にとっては、患者が通ってくるたびに時間を空けて、診療台を確保し、器具を滅菌【めっきん】して準備しなければなりません。それだけの手間をかけても通ってもらうのは、「キチンと治してもらいたいから」と言う訳です。ただ、治療時間が短い理由の一つに、歯科医院の経営上の問題もある事は否めません。保険診療の場合は、一人当たりの診察時間を短くして、より多くの患者を診察しないと効率が悪くなります。次の診療報酬の点数を見て下さい。(1点10円換算の収入となります。)初診料。医科270点 歯科218点再診料。医科69点 歯科42点 医科に比べて歯科は、初診料で8割、再診料は6割しか点数がありません。つまり、歯科医院では単純計算で、1日に医科の1.5倍以上の患者を診察しなければ、同じ収入にはならないのです。今の保健制度を基盤とした歯科医院経営は、薄利多売の大量生産ビジネスです。この状況では、患者さんへの説明や会話に時間取る余裕がなく、結果的に患者さんが良くわからないままに治療を受ける事につながってしまうと、あつみ歯科医院では考えています。経営上の苦労を考慮した上で、治療時間や通院回数に疑問を感じた時は、率直に歯科医師に伝えて、相談しましょう。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://atsumishikaiin.blog.fc2.com/tb.php/739-e5c8c7bf