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混合歯列期で治療すれば、永久歯の治療はしなくても良いの?
それが理想です。でも、全ての患者がその様にいくとは限りません。子供の矯正治療は大きく、Ⅰ期(乳歯から永久歯に歯列が変化していく混合歯列期)とⅡ期(永久歯列期)に分けられます。年齢で言うとⅠ期は小学校入学前後から12歳頃まで、Ⅱ期はそれ以降になります。Ⅰ期治療は成長を利用する方法で、子供にとって負担のない矯正装置で治療します。Ⅱ期は基本的に大人の矯正と同じ方法で実施します。歯の生え代わりは身長と深くかかわっています。Ⅱ期治療を考えるうえで大事な要素となる犬歯が生えてくるのは、身長が145~150センチ前後と、あつみ歯科医院では考えています。これをⅠ期、Ⅱ期の境目にするとより正確です。Ⅰ期治療で機能的にも審美的にも満足な結果が得られれば、Ⅱ期治療に進まなくても良くなりそうです。ただし、Ⅰ期は子供にとって成長期でもあり、この段階で「Ⅱ期治療の必要は100%ありません」と言い切る事は出来ません。治療前に的確な診断が必要です。例えば前歯のねじれを気にして受診した子供に対しては、Ⅰ期治療でまず、この部分だけ治します。その後の様子を診て、犬歯が上手く生えてくれば終了ですが、八重歯【やえば】等に成りスペースが足りないと言う問題が出てくれば、希望を聞いた上で、全体の仕上げとしてⅡ期治療を実施する事に成るでしょう。勿論、Ⅱ期が必要かどうかは初診の段階である程度予測出来るので、患者さんにはきちんと説明をします。短期間で適切な治療をして貰う為にも、矯正歯科医師に診てもらいましょう。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
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