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歯周病が治ったとはどんな状態の事?
炎症が消えて歯周ポケットは3ミリ以下であり、出血もない状態です。「歯周病が治る」とは、歯ぐきの炎症が無くなり、歯の周りの組織の健康が回復したと言う事だと、あつみ歯科医院では考えています。具体的には、①歯がグラグラしなくなる。または、不自由でない程度にグラつきが少なくなる。②歯周ポケットが3ミリ以下まで浅くなる。③歯肉の色が健康なピンク色に成る。です。そして、歯垢【しこう】(プラーク)のコントロールレコード(歯全体の中で、歯垢の付着している部分の割合)を自分で20%以下に管理出来る様に成れば「歯周病が治った」と言えます。ただし、歯肉炎の場合なら以前と同じ状態に戻す事が出来ますが、歯周炎に成ると、歯槽骨【しそうこつ】が失われてしまい、重症の場合は完全に元道りに成る事はありません。歯周組織を再生する治療もありますが、限界があります。しかし、歯周基本治療や補綴【ほてつ】治療(かぶせ物や入れ歯)を行う事で、失われていた機能は回復します。これが「治った」と言う事なのです。更に、治療と同じ位大切なのがメンテナンスです。患者さんは、目に見える歯肉から上のプラークを、正しい歯磨きでしっかり落として下さい。毎日ずっと、完全にケアする事が大切ですが、歯肉に隠れている部分のケアは難しいです。ここは歯科医師や歯科衛生士の担当です。その人に合わせた期間を歯科医師や歯科衛生士に決めて貰いかかりつけ医に診て貰いましょう。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
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