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歯の中からは治療できないので手術が必要と言われた。
歯ぐきを切り開き根の先の病巣を取り除く手術です。歯内療法は、歯の頭の方から歯の中を進んで治療しますが、それでは届かない位置に病巣がある場合、歯の外から治療せざる得ません。これを「外科的歯内療法」と言います。様々な術式があり、歯ぐきに膿【うみ】がたまっている時に、歯ぐきを切開して膿を出す緊急処置も含まれていると、あつみ歯科医院では考えています。その中で、最も一般的なのが「歯根端【しこんたん】切除術」です。対象になるのは、根の先に大きな膿の袋があったり、顎の骨が溶けていたりする場合、かぶせ物やその土台が外せず、しかも壊したくない場合、歯の根が折れている場合等、通常の根の治療より患者の負担が大きいので、あくまで、通常の根の治療が出来ない場合に選択されます。術後半年から1年は定期チェックが必要です。手術は、大がかりなものではありません。局所麻酔をして歯肉を切開し、骨を露出させたら、炎症や感染のある組織を、根の先(根尖)と一緒に切除します。根尖の切断面に見える根管【こんかん】を完全に封鎖し、歯肉を縫合して終了です。数日後に抜糸します。翌日から普通の生活が出来ますが、1週間位は顔が腫【は】れます。炎症や感染のあった場所は、数か月で骨に覆われ、治って行きます。ちゃんと骨が再生しているかを確認する為に、術後半年から1年位は定期的なチェックが必要です。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
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