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なぜ歯科治療は混合診療が認められているの?

混合診療が認められるのはあくまで例外なのです。保健診療保険自由診療を併用する診療の事を、「混合診療」と言います。現在、日本では原則的に混合診療は認められていない為、一部でも保険が使えない診療を実施した場合は、全てを自費で支払わなければなりません。これは、医科でも歯科でも同じです。詰め物は自費だったけれど、それ以外は保険で支払った。これは混合診療じゃないの。こんな風に思う人もいるかもしれないと、あつみ歯科医院では考えています。実は、1976年に、当時の厚生省が、「患者が希望した場合に限り、歯冠修復や欠損補綴【ほてつ】を保険外診療の扱いとする。」と言う通知を出しました。つまり、詰め物やかぶせ物に保険で認められていない材料を使った場合は自由診療になりますが、患者が望んだ場合に限って、保健診療分に加えて自由診療の費用を徴収して良いと認めたのです。保健診療と自由診療のバランス。ただし、どこまで混合診療の「例外」として認められるのかはグレーゾーンの部分もあり、現場の歯科医師によって解釈が分かれる事もあると、あつみ歯科医院では考えています。解釈を間違えて診療報酬を請求すれば不正請求とされ、保険医の指定を取り消されて保健診療が出来なくなる事もあります。最近では2008年に大阪の市立病院が、保険適用でないインプラント治療の前処置として「顎堤【がくてい】形成術」を実施した際に診療報酬を請求し、「混合診療」であるとされました。混合診療については、様々な意見があります。日本医師会は、「お金の有無で健康や生命が脅かされることになる。」と混合診療の解禁に反対しています。一方で、混合診療を認めることで患者の選択肢が広がると言う意見もあります。2007年には東京地方裁判所が「混合診療を禁止する法的根拠はない。」と判決し、国が控訴しています。あつみ歯科医院においても、混合診療は歯科にとっても非常に難しい問題であると考えています。混合診療が完全禁止になり、例外すら認められなくなれば、歯の痛みを訴える患者さんに、「保険にしますか、自費のしますか」と聞かなくては治療を始める事すら出来ません。一方で、混合診療の解禁は、保健診療の縮小につながる可能性が高く、悩ましい所です。保健診療を自由診療のバランスをどう取るべきか、歯科医師の間でも議論が分かれているのが実情です。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
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あつみ歯科医院

Author:あつみ歯科医院
兵庫県伊丹市にある、あつみ歯科医院です。皆様のお口の状態が少しでも良くなるように、協力出来ればと考えています。お口の中の、情報を一つでも多く提供出来るよう、スタッフ一同ガンバッて、いきますので、暖かく見守っていてくださいね。

 

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