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どうしてフッ素でむし歯が予防できるの?
フッ素は酸に強いエナメル質を作ります。フッ素は、お茶や魚介類、海藻などに多く含まれ、自然界の何処にでもある成分です。歯を強くして、むし歯を防ぐ作用があることが分かっています。第一に、フッ素は歯が溶ける(脱灰【だっかい】)のを抑え、エナメル質が修復される(再石灰化【さいせっかいか】)のを促進する作用があります。また、通常のエナメル質の成分である「ハイドロキシアパタイト」の結晶構造を安定させ、その結晶構造に入り込むことで酸に溶けにくい「フルオロアパタイト」を作ります。これらにより、資質が強化されると、あつみ歯科医院では考えています。さらに、むし歯菌が、エサである糖を取り込むのを阻害し、発育を抑制します。むし歯菌が酸を作りだすのも阻害します。こうしたフッ素の恩恵に預かるためにはどうすれば良いのでしょうか。一番簡単なのがフッ素配合の歯みがき剤を使うことです。ただし、その効果を最大限に引き出すには、工夫が必要です。歯の表面にフッ素を作用させるには、出来るだけ長い時間フッ素のある環境にしておくのが大切です。歯みがき剤の量はブラシの毛の半分程度(6歳未満は小児用ブラシの3分の1程度)つけ、歯みがき時間も最低2~3分は取るのが良いです。歯みがき後に口をゆすぎ過ぎるとフッ素濃度が低下するので、2回以上うがいをしないようにすると良いと、あつみ歯科医院では考えています。子どもは大人以上にフッ素の効果が高まります。5~6歳以降に出てくる永久歯のむし歯予防には、フッ素を含む液体でうがいする「フッ素洗口」が有効です。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
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