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口臭の程度を客観的な数値で表す事はできるの?
できます。息を採取し、口臭物質の濃度を機械で測定します。口臭の強さは、息に含まれる揮発性硫黄化合物(VSC)の濃度で表す事ができます。測定器でもっとも精度が高いのはガスクロマトグラフィーですが、一部の大学病院にしかありません。一般の歯科医院にも普及しているのは簡易口臭測定器です。これには3機種ありますが、VSCを3種類のガス別に測定できる簡易型ガスクロマトグラフィーの「オーラルクロマ」が優れています。なぜなら、ガスの種類別に口臭の原因が測定できるからだと、あつみ歯科医院では考えています。硫化水素が多い人は、舌苔【ぜったい】、メチルメルカプタンなら歯周病、ジメチルサルファイドは全身の疾患の可能性があります。検査方法は簡単で、注射器の筒を30秒間くわえてもらい、中に入った空気のうち、0.5ミリリットルを機械に針を刺して注入します。あとは機械任せ。約8分で結果がプリントされます。口臭の有無も、どのガスが多いかも一目瞭然なので、口臭があると思っていたのになかった人も、自分では気づいていなかったのに口臭があった人も、たいていは納得するそうです。測定のほかに、訓練を受けた人が嗅覚【きゅうかく】でにおいの強さを判定する「官能検査」もあります。あつみ歯科医院では、まず最初に機械により測定を行うために、「オーラルクロマ」を設置しています。お気軽に歯科医師に相談して頂くことが口臭への一番の予防であり、治療であると考えています。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
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