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神経を抜くのになぜ大きく歯を削るの?

器具が根の先まで届き、支障なく操作出来る様にする為です。神経や根の治療は、むし歯ななっている所だけでなく、歯髄【しずい】の入っている空間(歯髄腔【くう】)の、屋根にあてう象牙質【ぞうげしつ】を全部取り除きます。根管【こんかん】の直径は、太い所でもせいぜい1ミリ位ですがら、「そんなに大きく削らなくても治療が出来るのでは」と思ってしまうかもしれません。歯の健康な部分は出来るだけ削らない方が良いと、あつみ歯科医院では考えています。しかし、これは、仕方ない物だと考えるしかありません。屋根を取ってもひさしが張り出していたら、器具が入りません。何とか器具が入る程度の小さい穴だと、器具の操作が行いにくくなります。根管の治療は、マイクロメートルの単位で少しずつ削って行く、デリケートで根気のいる処置です。器具を奥まで届かせて、器具を支障なく操作出来る様にするには、どうしてもある程度の大きさまで削らざる得ません。必要最小限に削る様にしていますが、患者さんには、大きく削られたと言う印象が残るのかも知れません。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
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神経を抜く治療はどんな流れで進んで行くの?

むし歯を削って歯髄を取り、根管を整えます。次に充填します。神経を抜くとは、神経を含めた歯髄【しずい】を除去すると言う事で、これを「抜髄【ばつずい】」と言います。多くの場合、歯髄を抜いて仮の封をし、炎症が引いてから充填【じゅうてん】をするので、最低2回の通院が必要だと、あつみ歯科医院では考えています。抜髄針で歯髄を絡め取る。治療前にX線写真を撮って、歯髄腔【くう】の形や根管【こんかん】の曲がり具合等を確認します。局所麻酔をした後、むし歯になっているエナメル質象牙質【ぞうげしつ】を削ります。歯髄腔の屋根にあたる部分は完全に除去し、歯髄を露出させます。まず、リーマーファイル(いずれも、細い針の先がらせん状の刃になっている根管拡大用の器具)で歯髄腔の入り口を広げます。根管が太い場合は、抜髄針(先端付近にとげが付いている)で歯髄を絡め取り、針を回転させながら引き抜きます。この方法だと、根管の奥の歯髄まで、ある程度まとまって出てきます。細い根管には抜髄針が使えないので、リーマーやファイルで出来るだけ取り除きます。抜髄と言っても、歯髄を取っただけでは終わりません。感染が起きないよう、空洞になった根管を緊密に密閉する為に、充填剤の形に合わせて根管を広げ、形を整えます。根管に手を着ける前に、電気的根管長測定器を用いて根管の長さを測り、リーマーやファイルが根の先から突き抜けてしまわない位置にゴムのストッパーを付けます。そして根管の入り口を漏斗【ろうと】状に拡大し、根管の太さや曲がり具合等に応じて器具を替え、根管を綺麗な形に広げます。その後、根管内を洗って乾かし、消毒作用のあるペースト状の水酸化カルシウム製剤等を根管内に注入して、セメントなどで仮封をします1,2週間後、痛みや歯髄の取り残しがなければ、根管内を洗って乾かし、ガッタパーチャと言う、ゴムの様な弾力のある充填剤を根管内に入れます。隙間はセメントで埋め、最後に、入口に硬いセメントで蓋をする事が、多いとあつみ歯科医院では考えています。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

子供と大人は同じ治療をするの?

大きな違いはありませんが、乳歯には吸収される詰め物を使います。神経の治療も根の治療も、基本的に年齢によって治療内容が変わりません。ただし、治療の最後に使う詰め物は別です。乳歯永久歯に生えかわる時に根が吸収されるので、永久的に残る材料ではなく、根と一緒に吸収されるものを使います。永久歯に詰めるのは「ガッタパーチャ」と言うゴムの様なものですが、乳歯には水酸化カルシウム製剤を使います。また、乳歯はいずれ抜けるので、治療に踏み切るタイミングも、永久歯と同じではありません。子供は、歯の部位や年齢を考慮して治療を選びます。場合によっては、ある程度、経過観察をして、生えかわるのを待つ事もあります。治療をするのは、このまま根の先に膿【うみ】が貯まっているとその後に生えてくる永久歯が不完全な形になったり、生えてくる事自体の障害になったりする場合だと、あつみ歯科医院では考えています。永久歯でも、10代、20代ぐらいの人の歯は再生能力が高く、神経を残す「覆髄【ふくずい】」をした時の治り方が、それ以上の年代の人より良いと考えられています。参考文献週刊朝日Mook「Q&Aでわかるいい歯医者」

根の治療をしても完治するとは限らないの?

成功率は良くて90%です。放置していたむし歯は治りにくいのです。むし歯を長く放置すると、治りが悪くなると、あつみ歯科医院では考えています。一つには、細菌が根管【こんかん】の隅々まで入り込んでいるので、無菌状態にするのが困難だからです。また、根の先に炎症があって、顎の骨が溶けている事も多いのですが、この様なケースは、根管からの治療で上手くいかない事もしばしばです。根の先の炎症は、根の治療後にも高率にみられます。最初の治療で細菌を取りきれなかったか、治療後にどこかの隙間から入り込んだ細菌に、新たに感染したと考えられます。初めての根の治療を、無菌的な環境でしても、成功率は90%前後と、あつみ歯科医院では考えています。衛生環境が悪いと容易に感染しますし、再治療は初回治療よりずっと難しく、成功率は低下します。根の治療は、元々、きちんとやっても成功率は9割だと認識しておくと良いでしょう。治療の選択肢は、歯を抜くか、根の治療をして残すしかありません。根の治療が成功すれば、平均で約8年は自分の歯が残せるので、受けた方が良いのではないでしょうか。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

神経を取るのはどんな症状が出て来た時?

熱い物がしみたら、神経を残せない可能性が高まります。むし歯で神経を取るか、取らないかの境目は明確ではありませんが、熱い物がしみる様になったら、神経を残せない可能性が高いと、あつみ歯科医院では考えています。むし歯が軽いうちは、冷たい物を取った時にツンと痛みが来ますが、一瞬で止まる事が多いです。これは、歯髄【しずい】へのダメージが少なく、元に戻れる状態である事を示しています。しかし、熱い物を口にした時にジワッと痛くなり、その痛みが暫くの間続くようなら、歯髄が受けているダメージは大きく、元に戻れない可能性が高くなります。何もしないのにズキズキ痛むなら、まず神経を取る事になるでしょう。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

神経を抜いても不都合はないの?

歯が割れやすくむし歯になりやすいです。歯の色も悪くなりがちです。歯髄【しずい】には、①象牙質【ぞうげしつ】の形成、象牙質への栄養補給、象牙質の知覚を司る、象牙質の防護・修復機能を司る、と言う四つの機能があります。歯髄を取れば、これらが失われます。生木が枯れ木になるように歯がもろく、割れやすくなります。むし歯になり易く、なっても痛みを感じない為進行させてしまいがちであると、あつみ歯科医院では考えています。更に、歯髄の取り残しがあると、歯が茶褐色や黒っぽく変色する事もあります。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

神経の治療と根の治療はどこが違うの?

神経の治療は生きた歯髄、根の治療は死んで腐った歯髄の残骸を扱います。「神経の治療」と聞くと、歯髄【しずい】を取って、その後にゴムのようなものを詰める、「抜髄【ばつずい】」を思い浮かべる人が多いと、あつみ歯科医院では考えています。一方、「根の治療」も根管【こんかん】の中身を取って掃除するので、抜髄との違いが分かりにくいかもしれません。一番の違いは、歯髄が生きているか死んでいるかです。神経の治療は、生きた歯髄が対象になります。これに対し、根の治療で取りだすのは、死んで腐ってボロボロになった歯髄の残骸【ざんがい】です。残骸はもう歯髄ではないので、神経の治療とは言わず、根の治療と言います。むし歯の症状からも違いがあります。歯が痛い時は神経が生きているので神経の治療が必要ですが、神経が死ぬと痛みは感じません。歯ぐきが腫【は】れる、歯ぐきから膿【うみ】が出る、疲れた時や風邪をひいたときに歯が浮く感じがする等が、根の治療が必要になったサインです。生きた歯髄と死んだ歯髄では、見た目も全く異なります、生きた歯髄は、元の形をある程度とどめた状態で器具にからめ取られるので、ブヨブヨしたピンク色のナメクジの様なものです。一方、死んだ歯髄は器具にくっついている茶褐色の汚れの様なものだそうです。神経の治療には歯髄を残す方法もあります。神経の治療には、歯髄を残す「覆髄【ふくずい】」と言う方法もあります。痛みの持続時間が短いなら、覆髄で治せる可能性が高いと、あつみ歯科医院では考えています。覆髄が考慮されるのは、むし歯が歯髄に達するかどうか位の段階で、炎症は軽く、歯髄の一部だけに起こっている場合です。歯髄を取らずに、薬剤や人工材料で覆って保護し、歯髄の機能が回復する事を期待します。これには、歯髄が露出している場合にする、「直接覆髄」と、象牙質【ぞうげしつ】が薄く残っている場合が対象になる「間接覆髄」があります。象牙質が薄く残っているが、むし歯を削ると歯髄が露出しそうな時は、間接覆髄の一種で、段階的にむし歯を除去する「歯髄温存療法(AIPC)」も適しています。むし歯が完全に歯髄に達して、炎症が歯髄全体に広がってしまい、元の状態に戻す事が出来なくなってた場合は、抜髄を避けられません。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

出来るだけ削らない、抜かない事が大事なの?

歯の寿命が短くなるだけではなく、顎の骨も痩せてしまいます。歯科医師の多くが、出来るだけ歯を削らない、神経も歯も抜かずに残す治療を心がけています。その理由の一つは、顎の骨が痩せずにすむからです。顎の骨を造る造骨細胞は、咬む刺激で造られます。1本でも歯があれば、そこに顎の骨が出来ますが、歯が無くなると咬む刺激もなくなるので、顎の骨が痩せて、X線写真に写らなくなります。最悪の場合、下歯槽【かしそう】神経が露出しひどく傷んだり、顎骨【がくこつ】骨折になったりすると、あつみ歯科医院では考えています。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

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2016-12

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あつみ歯科医院

Author:あつみ歯科医院
兵庫県伊丹市にある、あつみ歯科医院です。皆様のお口の状態が少しでも良くなるように、協力出来ればと考えています。お口の中の、情報を一つでも多く提供出来るよう、スタッフ一同ガンバッて、いきますので、暖かく見守っていてくださいね。

 

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