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治療当日に修復物が出来る機械があるの?

高価ですが、歯科用CAD・CAMでその日の内に作れる歯科医院もあります。歯の詰め物には、治療したその日の内に詰められるもの(コンポジットレジン=CR)と、型を取って歯科技工士に依頼し、後日装着する物(インレー)の2種類がありますCRでは修復しきれず、より強度が求められる時等はインレーを、あつみ歯科医院では用いています。材質は、金属やセラミックですが、セラミックを使ったインレーを作る時に、歯科用CAD・CAM【キャドキャム】が使われる事があります。削った歯の形を電荷結合素子(CCD)カメラ等でスキャンし、そのデータを歯科用CADソフトが入ったパソコンに取り込んでインレーを設計します。そのデータを基に、コンピューター制御された機械で、設計に忠実に削って形を作るシステムです。これが歯科医院にあれば、1回の治療でインレーを装着し終える事も可能です。かぶせ物(クラウン)も作れます。一部の大学病院等では保険診療と併用できる「先進医療」として実施していますが、導入している歯科医院はまだまだ少なく、そのほとんどの歯科医院は自費診療で、一本5万円以上の治療費が必要です。今のところ、あつみ歯科医院には、導入されていません。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
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「神経を抜きましょう」と言われた。

進行具合によっては歯髄温存療法(AIPC)で抜かずに済む可能性もあります。歯髄(歯の神経)は出来るだけ抜かないのが、今の歯科の基本的考えです。歯髄を抜いてしまうと、象牙質がとてももろくなって歯が欠けやすくなるだけでなく、細菌への抵抗力も下がり、歯の寿命が一気に縮まると、あつみ歯科医院では考えています。それでも抜髄【ばつずい】(神経を抜く事)をしなければならない場合があります。一つは「象牙質を削る際に歯髄を傷つける(傷つけた)時です。」歯髄を傷つけてしまったら、歯髄がむし歯菌に感染していなくても、痛みが発生してしまいますので、無理せずに抜髄してしまおうと言うのが、これまでの考え方でした。しかし、そうであっても極力歯髄を残そうと言うのが、今の歯科界の流れです。もう一つは、「むし歯が歯髄に達している時」です。それでは、歯髄を抜かなくて済む「歯髄温存療法(AIPC)」とは、どんな治療法なのでしょうか。近年保険が使えるようになったこの療法は、「むし歯が歯髄に達するか達しないか」の痛みを伴わないむし歯が対象です。むし歯になっている象牙質を意図的に残し、覆髄剤【ふくずいざい】と呼ばれる薬剤で覆います。そしてセメント材等でしっかり封鎖します。痛みが出た場合は残念ながら抜髄します。痛みがなければ、更に3ヶ月以上おいた後に開封し、むし歯菌が死んでいるか、象牙質が再石灰化しているかどうかを確認し、コンポジットレジン等で塞ぎます。状態によっては、治療に数年以上かかる事もあると、あつみ歯科医院では考えています。歯髄温存療法は、上手くいかない場合もあり、その時には歯髄を取らざるを得ない事を患者さんは十分に納得した上で、治療を開始しなければなりません。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

ジェルネイルは歯科技術の応用なの?

元は車の塗装技術でした。歯科、ネイルアートに応用されています。女性のおしゃれに欠かせないのが、ネイルアートだとあつみ歯科医院では考えています。特にゲル状の樹脂をUV(紫外線)ライトで固めるジェルネイルが、丈夫さや色、透明感などの質感で人気です。実はこれ、歯科の技術を応用したものなのです。光でコーティング剤(樹脂)を固める技術が一番最初に使われたのは、自動車の塗装です。その色合いや丈夫さ、光で固めると言う扱いやすさから、今や世界中の自動車の塗装に使われていますこの技術を、医科や歯科に応用できないかと考えられたのが、コンポジットレジン(CR)です。CRは、青色の光で固まる様に出来ています。歯のマニュキュアも同じです。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

「接着」とはどんな技術なの?

歯に詰め物をぴったりくっつける技術です。日本で開発されました。30年程前までは「アマルガム」と言う合金を詰めるのが主流でしたが、これを外れないようにしっかり歯に詰めるには、むし歯の所だけでなく、健康な部分も削る必要があり、あつみ歯科医院では、大変心を痛めていました。出来るだけ健全な部分は削らず、詰め物で修復するのに必要な技術が「接着」です。それを可能にしたのが、コンポジットレジン(CR)と言う詰め物と、歯(エナメル質象牙質)と人工物をくっつける接着剤です。日本の研究者と製造業者によって開発されました。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

かかりつけの歯医者さんを持った方が良いの?

高齢者の生存率に違いが出ると言う研究結果もあります。ぜひ持つ事をお勧めします。幾つかの研究論文で、かかりつけ歯科医を持つ人と持たない人では、生存率に違いが出る、と言う内容が発表されています。かかりつけ歯科医であれば、その患者さんの平常の状態が分かるので、診断や治療方針を決める事が容易になります。話の合いそうなご近所の歯科医師を見つけたら、私のかかりつけ歯科医師になって下さい、ずっと通いますから、とお話になると良いと、あつみ歯科医院では考えています。そうすれば、どんな歯科医師でも責任感と使命感を持って、しっかり診てくれるはずです。その他、かかりつけ歯科医を持つ事の利点は、過剰治療になりにくい事、そして、今後どの歯がどの様に悪くなりそうかの予想が出来る為、自分の歯を一生持たせる為の予防・治療計画を立ててもらえる、と言う事だと、あつみ歯科医院では考えています。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

黒いむし歯と白いむし歯があるの?

ありますが、全てがむし歯とは限りません。歯の色は、エナメル質象牙質の厚みや色で決まると、あつみ歯科医院では考えています。半透明なエナメル質が厚ければ白っぽく、少し黄色っぽい象牙質が厚くエナメル質が薄ければ、黄色っぽい色になります。それとは別に、歯の一部だけ白っぽく見えたり、あるいは黒っぽくなっていたりする事があります。特に、歯に黒い部分があると、むし歯だと思いがちですが、むし歯の進行が止まった歯や、むし歯とは関係のない状態の歯もあります。■白いむし歯。初期のむし歯は、多くが白っぽく見えます。歯の表面では、脱灰【だっかい】と再石灰化が常に起こっていますが、初期のむし歯は脱灰によって、透明なエナメル質が白く見えるのです。歯には、元々白く見える部分がありますが、脱灰した初期のむし歯は、濁った様な白さです。むし歯ではないけれど白く見えるのは「ホワイトスポット」と言い、子供の歯に多く見られます。エナメル質が未成熟で、結晶部分(カルシウムやリン酸のミネラル)がまだしっかり安定していない為です。余り心配はありません。■黒いむし歯。むし歯が急速に進行する場合は色が付きませんが、ゆっくり進行するタイプのむし歯は、雑菌を巻き込み黒くなる事が多いと、あつみ歯科医院では考えています。また、初期のむし歯が再石灰化する際に、黒や茶色になる事があります。これを「ブラックスポット」と言います。歯磨きでも、歯科医師でも、なかなか取れません。フッ素を使うと更に色が濃くなる事もあります。飲食物の色が歯の表面に付着しただけの歯は、綺麗に落とす事が出来ません。多くは、お茶やワイン、コーヒー等による着色汚れ(ステイン)です。診断を誤って、必要ないのに削られてしまう事があります。その為、歯科医師選びは慎重に、信頼出来る歯科医師を探して下さい。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

痛くないむし歯なんてあるの?

初期のむし歯と神経の死んだむし歯はほとんど痛くありません。歯の一番外側のエナメル質に留まっているむし歯であれば、まず痛みは無いと、あつみ歯科医院では考えています。この状態では削らなくても済もこともあります。ただし、これ以上むしが進行しないように、歯磨きなどの口の中のケアをしっかり実施し、定期的に歯科医院に通って経過観察することをお勧めします。また、進行の遅いむし歯も痛くない時があります。成人から高齢者の抜いた歯の側面を調べてみると、多くの人にむし歯が見つかる事があります。これは非常に進行が遅いむし歯なので、かかりつけ歯科医師等に定期的に見てもらっていれば早期に治療を行う事が可能になります。一方、かなり進行してしまったむし歯も痛む事が、あります。進行中は相当痛みますが、むし歯が象牙質を突破し、神経のある歯髄【しずい】にまで達して暫くすると、歯の神経は死んでしまったりくさったりします。そうなると、それまでの痛みが嘘のように無くなります。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」

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2016-09

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あつみ歯科医院

Author:あつみ歯科医院
兵庫県伊丹市にある、あつみ歯科医院です。皆様のお口の状態が少しでも良くなるように、協力出来ればと考えています。お口の中の、情報を一つでも多く提供出来るよう、スタッフ一同ガンバッて、いきますので、暖かく見守っていてくださいね。

 

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