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治療が怖くて歯医者に行けない。
歯科恐怖症かもしれません。歯科恐怖症の専門医に相談して下さい。歯の治療が好きでたまらない、と言う人はでしょう。歯科に対して何らかの嫌悪感持っている人はとても多いと、あつみ歯科医院と考えています。ですが、中には必要な治療が受けられない程恐怖感が強い「歯科恐怖症」の人もいます。子どもの頃の歯科治療の恐怖体験が発症の主な原因です。ある30代男性は恐怖から歯科医院に行けず、むし歯でほとんどの歯を失っていた為、総入れ歯になってしまいました。では、どの様に治療するのでしょうか。段階を踏んで、少しずつ怖いと思うものに慣れていく「系統的脱感作療法【けいとうてきだつかんさりょうほう】」で治療します。具体的には、先ず歯を削るドリルを見る、次は口の前迄持っていく、前歯の辺りまで入れる、奥まで入れる、動かしてみると言う方法です。この様な方法で精神面を治療しながら、むし歯等の治療も同時にします。麻酔で使う笑気ガスを使用した鎮静法や、適量な静脈麻酔薬を点滴する「静脈内鎮静法」により、恐怖心を和らげた上で治療する事が可能です。何度か通って、その病院に慣れれば、恐怖心が治まる事があります。むし歯等も初期段階で発見出来るので、より負担の少ない治療が可能です。最終目標は、町の歯医者さんで不通に治療を受けられる様になる事です。歯科医院に行くのを躊躇【ちゅうちょ】している人は、出来るだけ早い段階で、麻酔の専門家がいる医療機関や、各大学の歯学部病院等に相談して下さい。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
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口の中に出来物が出来て心配です。
白っぽく痛くない粘膜の変化は要注意です。ガン化する可能性もあります。口の中に発生する「出来物(腫瘍)」には、実に様々な種類があります。又、舌、頬、唇、歯ぐき、上顎、下顎等、至る所に発生します。素人判断は禁物ですが、そのほとんどは良性腫瘍が多い様です。切除出来る場合もありますので、歯科医師に診て貰いましょう。しかし、口の中の粘膜が白っぽい、又は赤白入り混じって変色し、2週間~1カ月以上経っても消えない場合は、「白板症(はくばんしょう)」と言って、ガン化(悪性化)する危険性があると、あつみ歯科医院では考えています。気になる人は、口腔【こうくう】外科や耳鼻咽喉科(頭頚部外科)で診て貰いましょう。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
「美しい歯」とは?歯医者さんの本音が聞きたい。
真っ白過ぎる芸能人の歯には違和感があります。芸能人の様な真っ白な歯に憧れを抱く人もいるでしょう。被せ物で白い歯にしたり、歯並びを整えたりしている芸能人がいますが、人間の歯ではあり得ない程白く、のっぺりした色や形になっている事もあります。歯科医師から見れば、不自然で美しくありません。少し時間はかかりますが、歯科矯正やホワイトニングの方が良かったのにと思う事が、あつみ歯科医院ではあります。一般の人はこちらも検討しましょう。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
スポーツ等で削れた歯、欠けた歯は治す事が出来るの?
損傷の程度によって治療方法は様々あります。歯の表面のエナメル質は生体で最も硬い組織で、その硬度はガラスや鋼鉄に傷を付ける事も出来る程です。ですが、スポーツ等で頻繁に歯を食いしばったり、習慣的に歯ぎしりしていたりすると、歯と歯がぶつかり合い、徐々に削れて行きます。通常時の咬む力は50㎏程度ですが、寝ている時は200~300㎏の力がかかっています。又、転倒等の思わぬ衝撃で欠けてしまう事は避けられません。損傷の程度によりますが、傷んだり、冷たい飲み物等で凍みる事があります。軽度の場合は、唾液【だえき】に含まれるミネラルにより自然に再石灰化していく事で、症状が治まる事もあると、あつみ歯科医院では考えています。再石灰化を促進するフッ素を含んだ塗り薬もありますが、効果は持続的ではありません。損なわれた部分は修復できるのでしょうか?差し歯やインプラントが必要になる程ひどく無い場合は、歯の表面をベニア等で覆って、見た目を修復する事は出来ます。ですが、柔らかい素材を用いれば直ぐに削れたり欠けたりしてしまいます。硬過ぎる素材では、かえって健康な歯を傷付ける事もあるので、お勧めは出来ません。場合によっては、咬み合わせに支障が出て来る事もあります。食べ物を上手に咬めるのは、上の歯と下の歯が、点で当たっているからです。摩耗【まもう】等によって、点が面になった場合は、歯の表面を削って点と点で咬める様に調整します。歯が欠けるのを防ぐには、注意して生活を送るしかありませんが、摩耗はマウスピースで防ぐ事が出来ます。心配な人は検討してみてはいかがでしょうか。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」
レモンや炭酸飲料は歯に良くないの?
歯には炭酸よりも糖分の方が問題です。どんな食べ物や飲み物でも、食事をすると歯の表面のミネラル分が溶けて脱灰【だっかい】します。ですが、暫くすると唾液【だえき】の中のミネラルが歯に戻り、再石灰化します。酸性の食べ物も、常識的な量であれば神経質に成らなくても良いと、あつみ歯科医院では考えています。レモンやグレープフルーツ等の果物は、健康維持に欠かせないビタミン等を沢山含んでいます。歯が溶ける事を気にする余り、栄養バランスが崩れてしまっては元も子もありません。人は一日に約1.5㍑も唾液を出しています。自分の唾液の力を信じて、ゆったりとした気持ちで過ごして欲しいと思います。コーラやガス入りのミネラルウォーター等の炭酸飲料はどうでしょうか?炭酸自体は、特に歯を溶かし易いものではありません。注意すべきは、糖分が含まれているものです。コーラ等の加糖されたものは、歯を守りたいなら出来るだけ避けた方が良いでしょう。参考文献週刊朝日MookQ&Aでわかる「いい歯医者」